飲食業について想うこと
かれこれわたしはアルバイトも含めると10年以上飲食業をやってきたのだけど(途中、教育関係や介護事業にも関わったり)
振り返ってきて想うのは
みんな忙殺されているなぁ。と感じる。
店舗を運営するには
経費はどうしても最小限にしなくてはならなくて
人件費という項目があるのがせつないくらい。
だって、そのお店で
料理をつくり、提供しているのは
人間。スタッフなのに。
あるわたしが勤めていた会社では
自分が退職しますと伝えた途端
まだ20日以上も勤務する予定だったのにもかかわらず
半分くらいの時間をカットされました。
本当に驚いた。
まして、実家ぐらししているわけでもないのに。
これは
なんのメッセージかというと
【会社にとってあなたの価値が必要なくなったので、まず最初にあなたの時間、お給料をカットしますね】ということ。
こんなことが
平然と起きているのが飲食業界。といっても
ぜんぜん大げさじゃない。
じゃあはっきりいってどの業界が
穏やかに
働けるのか?
そういう場所もあるにはあるでしょうけれど
多くの場所は
人がいのちをつかっているにもかかわらず
殺伐としていて、自己犠牲に満ちているなぁと。
社会がどうかわっていくか
すこしずついい方向へ変わっていてくれるのを願うのみだけれど、
社会がどうこう以前に
まず、自分が
安心に根をおろすことが大事だと強く想う。
わたしはごはんをつくること
いっしょにごはんを囲むことが
本当に人生の豊かさの根幹だと想っているから
そういうことを願っている人
その時間、場所を創る人を応援したい。
今度表参道にそんなビストロが誕生するそうで
たのしみです❗